カンボジア不動産投資のメリット・デメリット【海外不動産投資】

カンボジア不動産投資のメリット・デメリット【海外不動産投資】

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

カンボジア不動産投資の魅力とは?注目が集まる理由と成功のポイント

カンボジアはどのような国なのか?

東南アジアに位置するカンボジアは、近年急成長を遂げている新興国のひとつです。

政治的安定とともに、外国資本の導入が進んでおり、今や国際的な投資先として注目されています。

首都プノンペンを中心に都市化が進み、観光業や不動産市場が活況を呈しています。

カンボジアの基本情報

  • 通貨:リエル(USドルも広く流通)

  • 公用語:クメール語(都市部では英語も通用)

  • 人口:約1,700万人

  • 宗教:仏教(国民の約90%)

カンボジア不動産投資のメリット

カンボジアでの不動産投資にはいくつかの大きなメリットがあります。

①経済成長

カンボジアは近年、GDPが年平均7%成長しています。

この成長により不動産価格の上昇が期待され、投資家にとって魅力的な市場となっています。

 

②ドル資産

カンボジアでは米ドルが広く流通しており、通貨リスクが比較的低いです。

これは特に外国人投資家にとって安心材料となります。

 

③若い人口と高い賃貸需要

カンボジアの平均年齢は若く、賃貸需要が高いことも魅力の一つです。

これは投資物件の安定した収益をもたらす要因となります。

 

④物件価格の安さ

首都プノンペンを中心に不動産価格が比較的安価であるため、初期投資がしやすいという利点があります。

 

カンボジア不動産投資のデメリット

一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。

①法的リスク

カンボジアの不動産市場は規制が不透明であり、特に外国人の土地所有に関する法律が複雑です。

このため、法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。

 

②為替リスク

通貨が米ドルであるものの、為替変動によって投資価格が影響を受ける可能性があるため、リスク管理が重要です。

 

③不動産詐欺

カンボジアでは、特に未開発地域での不動産詐欺が多発しています。信頼できる管理会社や現地の専門家を通じての確認が必要です。

④市場の未熟さ

他の先進国と比べると市場が未成熟なため、投資判断を慎重に行う必要があります。

 

その他の注意点

保証の妥当性

カンボジアの不動産物件では、高利回り保証を謳う物件が多いですが、この保証が本当に実現可能かどうかは入念に検証する必要があります。

保証された賃料が支払われない、または不動産会社が管理・運営能力を欠く場合に問題が発生する可能性があります。

有名なケースでは、一定期間賃料保証を約束された物件が、実際には保証賃料が支払われず、結果として投資家が損失を被る事例も見られます。

空室リスク

日本人が投資する物件は、多くの場合、高級物件であるため、現地の賃貸需要が限られていることが問題となります。

特に低所得者層が多いカンボジアでは、高級物件の需要が安定していない場合もあるため、空室が長引く可能性も考慮に入れる必要があります。

 

カンボジア不動産投資は高利回り

プノンペンなどの都市部では、賃貸利回りが6〜9%前後と高水準。物価の安さや需要の拡大により、初期投資に対するリターンが期待できます。

カンボジアの現状

ASEAN諸国の中心に位置し、中国・韓国・日本をはじめとした各国からの投資が集中。

外資に開かれた政策が進んでおり、今後さらに投資が拡大する見込みです。

カンボジア不動産投資は外国人投資家に優しい

外国人でもコンドミニアムの区分所有権が取得可能

会社設立を通じて土地所有を行うスキームもあり、柔軟な投資が可能です。

カンボジアの高級不動産市場

プノンペンを中心に高級コンドミニアムやサービスアパートメントの建設が進行中。

富裕層や外国人ビジネスマン、外交関係者からの需要が高まっています。

カンボジアのインフラと経済

近年は道路、空港、鉄道などのインフラ整備が急速に進行中です

経済成長率も約7%と高水準を維持し、建設・サービス・観光産業が牽引しています。

割安なカンボジア不動産

他のアジア主要都市と比較して、カンボジアの物件価格は非常に割安です

将来的な値上がりを見込んだ中長期投資に最適です。

カンボジア不動産投資におすすめのエリア

1. プノンペン中心部(ボンケンコン地区)

ビジネスと居住が融合する都市中心部。外国人にも人気のエリアで、安定した賃貸需要があります。

2. トゥールコーク地区

教育施設や病院が多く、家族層に人気の住宅エリアです。中長期賃貸に適しています。

3. シアヌークビル

カンボジア唯一の深水港があり、観光と経済特区の両面で発展中の都市。リゾート需要にも対応しています。

カンボジア不動産投資における注意点

  • 土地は原則として外国人が直接所有できない

  • 物件の管理や運用に関する知識が必要

  • デベロッパーの信頼性や法規制の変動に注意

  • 為替リスク(リエルと米ドルの併用)

 

【結論】カンボジアはこれから成長が見込める投資先

カンボジアは東南アジアの中でもこれから伸びる市場として期待されており、価格面・成長性において投資妙味があります。

将来を見据えた不動産投資先として、有望な選択肢といえます。

2025/4/25