老後はどこで生活するか考えたときに一番に考えるのは自宅かと思います。
ただ、足腰が弱ってきて人の手を借りるようになると自宅での生活が難しくなります。
そんな時の選択肢の一つに特別養護老人ホームがあります。
特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者が生活できるよう身の回り全般にわたるサポートを提供しています。
職員が24時間在中しているので安心して過ごすことができる施設です。
主なサービス内容は、利用者の健康管理や介護、生活支援、余暇活動です。
特別養護老人ホームは、自宅での一人暮らしや家族の介護が難しい高齢者を受け入れ
「食事」や「入浴」「排せつ」などの生活支援が提供されます。
どんなスタッフがいるの?
特別養護老人ホームには、入所者が必要とするケアやサービスを提供する専門のスタッフが配置されています。
スタッフは、看護師や介護福祉士などの資格を持ち、入所者の健康管理や医療処置を行います。
また、リハビリテーションスタッフは入所者の機能回復や日常生活動作の維持・向上をサポートし趣味活動、イベントなどの娯楽プログラムも実施します。
さらに、生活相談員や社会福祉士は、入所者の生活支援を行っています。
どんな設備があるの?
入所者のプライバシーや個々のニーズに配慮した居住スペースも特徴の一つです。
個室や多人数部屋など、入所者の要望や状態に合わせた居住環境が提供されます。
一般的に居室にはキッチンや浴室は設置されていません。
共用施設として、食堂や一般浴室、機械浴、庭園などが整備されています。
費用はどれくらい?
特別養護老人ホームの費用は、利用者の要介護度や居住する地域によって異なります。
以下に一般的な費用の目安を提示しますが、具体的な金額は個別の状況によって異なるため参考程度にお考えください。
月額利用料の目安
旧型(4人部屋):約10万円~
新型(個室ユニット):約17~25万円
月額の費用には以下のような項目が含まれています。
1.介護サービス費用: 入所者の要介護度に応じた介護サービスを提供するための費用です。
2.居室費用: 居住する部屋の利用料金です。個室や多人数部屋など、部屋の広さやタイプによって費用が異なります。
3.食事費用: 施設内で提供される食事の費用です。一般的には、日々の朝食・昼食・夕食が含まれます。
4.生活支援費用: 入所者の生活全般のサポートや生活環境整備のための費用です。共用施設の利用やレクリエーション活動などが含まれる場合があります。
特別養護老人ホームは社会福祉法人などが運営している公共性の強い施設です。
そのため、所得の少ない人でも入所できるように様々な制度がありますので、詳しい情報が必要な時は各施設へお問い合わせください。
ファイナンシャルプランナー武田拓也