老後も若い時のようにずっと元気に過ごしたいところですが、加齢とともに病気にかかる可能性が高くなります。
一度、何かしらの病気やケガで病院へ入院して安静に過ごしていると足腰が悪くなります。
早く自宅へ帰りたいところですがリハビリが必要なこともあります。
そんな時に介護老人保健施設のお世話になる事があるかもしれません。
介護老人保健施設は、要介護1以上の高齢者が利用でき、自宅で生活ができるようにリハビリテーションを行う施設です。
日常生活における身の回り全般のサポートをしています。
職員が24時間在中しているので安心して過ごすことができます。
主なサービス内容は、利用者の健康管理や介護、生活支援、自宅へ戻るためのリハビリテーションです。
どんなスタッフがいるの?
老健には、介護職や看護師のほかにも入所者が自宅で自立して生活するために必要なリハビリを作業療法士・理学療法士・言語聴覚士などの専門スタッフが対応してくれます。
費用はどれくらい?
老健の費用は、利用者の要介護度や居住する地域によって異なります。
以下に一般的な費用の目安を提示しますが、具体的な金額は個別の状況によって異なるため参考程度にお考えください。
月額利用料の目安
多床室:約8~17万円(個室の場合はこれ以上の費用が発生することもあります)
月額の費用には以下のような項目が含まれています
1.介護サービス費用: 入所者の要介護度に応じた介護サービスを提供するための費用です。
2.居室費用: 居住する部屋の利用料金です。個室や多人数部屋など、部屋の広さやタイプによって費用が異なります。
3.食事費用: 施設内で提供される食事の費用です。一般的には、日々の朝食・昼食・夕食が含まれます。
4.生活支援費用: 入所者の生活全般のサポートや生活環境整備のための費用です。共用施設の利用やレクリエーション活動などが含まれる場合があります。
介護老人保健施設は医療法人や社会福祉法人などが運営している公共性の強い施設です。
そのため、所得の少ない人でも入所できるように様々な制度があります。
利用できる期間は在宅復帰を目指すための通過施設という役割から原則3か月と決められていますが、身体の状況によってすぐに自宅へ戻れないこともあります。
老後も元気に過ごせるよう、普段から健康的な生活を心がけましょう。
ファイナンシャルプランナー武田拓也