投資信託選びのポイント~NISA・iDeCoを始める前に知っておく~

投資信託選びのポイント~NISA・iDeCoを始める前に知っておく~

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

おすすめの銘柄について、個別相談でよく聞かれますが「投資をする目的」「今後の人生設計」などにより選択肢は変わります

例えば【服選び】や【靴選び】と同じように、色やデザインなど人それぞれ好みが違ったりサイズが違ったりするのと同じですね。

投資信託の選び方のポイント

①手堅く安心して投資したい → ローリスク・ローリターン
②しっかり増やす攻めの投資 → ハイリスク・ハイリターン
③安定した中間の投資方法  → ミドルリスク・ミドルリターン

具体的には
①安定の債券タイプ(ローリスク・ローリターン)
②成長性のある株式タイプ(ハイリスク・ハイリターン)
③分散のバランスタイプ(ミドルリスク・ミドルリターン)

上記のように好みや目的で選ぶことができます。
①〜③でしたら、どちらが好みですか?

①〜③の大枠が決まれば、次に投資信託の説明書である「目論見書」の内容を確認していきます。
投資初心者にとっては読み解くのは大変です。
皆さんは普段、購入された家電製品の説明書をじっくり読まれているでしょうか?
私は面倒なので読みませんが、投資信託の説明書は読まずにいると、後々『思っていたのと違う』ということになりかねません。

投資初心者向けの本であれば、「手数料が低いファンド」や「アクティブファンドではなくインデックスファンドがオススメ」と書かれています。
確かに、投資初心者であればそれでも良いですが、
投資の経験を経て、慣れてきたら「短期間でもっと資産を増やしたい」という人はアクティブファンドについて調べられても良いと思います。

 

全世界株式型ファンド(オールカントリー)について

しっかり資産を増やしていきたいけれど、何を選んだらよいのかわからない時には
世界中の株に分散投資できる「全世界株式」のインデックスタイプが良いかもしれません。
このタイプは先進国と新興国の両方に投資しているので、一般的な投資信託よりも分散投資されています。
また、手数料も安いのでオススメです。

インデックスタイプの投資信託のうち、「先進国株式タイプ」はアメリカ中心、「新興国株式タイプ」は中国中心に投資されています。
分散投資の観点からは経済大国1位のアメリカと2位の中国の両方に投資しておくのが賢明かもしれません。

 

著:株式会社FAMORE 代表取締役 武田拓也

2022/8/3