「時間を味方につける」
投資する金額がたとえ少額でも、長期で運用することで大きなリターンを得ることができます。
複利はアインシュタインが「人類史上最大の発明」と述べたというだけあり、その効果は絶大です。
元本100万円を運用した例を挙げると、年利5%で30年間運用した場合、単利運用では合計250万円となり、複利運用であれば元本と金利の合計が約432万円、単利運用と複利運用の差は182万円の差です。
「千里の道も一歩から」
たとえば投資信託を選ぶ際、分配金があるタイプとないタイプがあります。
分配金は、収益がある時にもらう普通分配金と収益がない時にもらう特別分配金があります。
また、分配金が毎月もらえるタイプのもあり
お得な感じもしますが、長期でお金を増やす場合には複利効果のある「再投資タイプ」もしくは
そもそも分配金の無いタイプが効率よく資産を増やすことができます。
分配金を受け取るのは十分に資産が増えた状態になってからか、老後になってからにしましょう。
時間を味方にした複利運用の資産形成には投資信託以外にも様々な方法があります。
例えば株式投資の長期保有や不動産投資をするのも選択肢の一つです。
株式投資において、優良銘柄を保有していれば10年で10倍以上になる銘柄もあります。
投資を始めると、すぐに結果を求めてしまいがちですが、あせらずじっくり時間をかけて
資産を植物のように「育てる」気持ちも必要です。
著:株式会社FAMORE 代表取締役 武田拓也