〜初心者が失敗しないための最初の準備とは〜
「株式投資を始めたいけれど、何から考えればいいかわからない」
これは、投資相談の現場で最も多く聞く言葉の一つです。
証券口座を開設し、気になる銘柄を探すこと自体は難しくありません。
しかし、準備をしないまま投資を始めてしまうことが初心者の失敗の大きな原因になっています。
本記事では株式投資を始める前に必ず整理しておくべき5つのポイントと、整理不足によって起こりやすい失敗、そして長期的にうまくいっている人の共通点までを初心者向けにわかりやすく解説します。
なぜ株式投資を始める前に整理が必要なのか
株式投資は「お金の話」であると同時に人生設計の一部です。
ところが初心者ほど「とりあえず始める」「周りがやっているから」「儲かりそうだから」と、目的や前提条件を整理しないまま行動してしまいがちです。
整理が必要な理由は大きく3つあります。
・感情に振り回されるのを防ぐため
・想定外の損失に耐えられなくなるのを防ぐため
・投資を途中でやめてしまうのを防ぐため
株式投資は短距離走ではなく長距離マラソンです。
スタート前に靴ひもを結ばず走り出す人はいません。
投資でも同じように、事前整理が結果を大きく左右します。
整理すべき5つの項目
① 投資の目的(何のために増やすのか)
最初に整理すべきは「目的」です。
・老後資金のため
・教育資金のため
・将来の選択肢を増やすため
・資産を守りながら増やすため
目的が違えば、選ぶ銘柄や投資スタイルも変わります。
「なんとなく儲けたい」では、相場が下がったときに必ず迷います。
② 投資期間(いつまで使わないお金か)
次に重要なのが投資期間です。
・1年以内に使うお金
・5年以上使わないお金
・10年以上先の資金
株式投資は短期では価格変動が大きくなります。
長く使わないお金ほど株式投資に向いているという基本を押さえましょう。
③ 投資できる金額(余裕資金かどうか)
「生活費」「近い将来に必要なお金」を投資に回すのは危険です。
・生活防衛資金(生活費の6か月分程度)は確保できているか
・値下がりしても生活に支障が出ないか
株式投資は余裕資金で行う。
これは初心者ほど軽視しがちですが、非常に重要なポイントです。
④ リスク許容度(どこまで耐えられるか)
株価は必ず上下します。
・10%下がっても冷静でいられるか
・一時的に含み損が出ても続けられるか
「頭では理解している」と「実際に耐えられる」は別物です。
自分の性格を過信せず不安にならない範囲を基準に考えましょう。
⑤ 投資スタイル(自分に合っているか)
・小型株か大型株か
・短期売買か長期保有か
・値上がり狙いの成長株か安定の配当株か
SNSやYouTubeで話題の投資法が、あなたに合うとは限りません。
自分の生活リズム・性格に合うかを基準に選ぶことが大切です。
投資スタイルを整理しないまま始めるリスク
整理せずに株式投資を始めると、次のような失敗が起こりやすくなります。
・下落時に不安になり、安値で売ってしまう
・利益が出るとすぐ利確し、損失は放置する
・他人のおすすめ銘柄に振り回される
・投資が「ギャンブル感覚」になる
これらはすべて、判断基準がないことが原因です。
基準がなければ、相場の変動=感情の変動になってしまいます。
株式投資でやってはいけないこと
初心者が特に避けたい行動を整理しておきましょう。
・借金や信用取引でレバレッジをかけて投資する
・根拠なく「今が底」と決めつける
・短期間で結果を求める
・損失を取り戻そうと無理な取引をする
株式投資は負けないことが最優先です。
大きく勝つよりも「市場に長く残る」ことを意識しましょう。
株式投資で上手くいっている人の特徴
最後に、長期的にうまくいっている人の共通点を紹介します。
・投資の目的が明確
・事前にルールを決めている
・感情ではなく仕組みで投資している
・分散投資をしている
・勉強を継続している
特別な才能があるわけではありません。
整理 → 実行 → 継続を淡々と続けているだけです。
まとめ
株式投資の成功は、始める前の整理で8割決まると言っても過言ではありません。
・目的
・期間
・投資金額
・リスク許容度
・投資スタイル
この5つを整理することで、相場に振り回されない投資が可能になります。
焦らず、比べず、まずは「自分の軸」を作ること。
それが、株式投資初心者にとって最大の成功戦略です。
