「金利」や「複利」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれません。
ですが、この2つは将来のお金の増え方を大きく左右する超重要キーワードです。
社会人になってから知る人も多いですが、学生のうちに理解しておくと人生がかなり有利になります。
本記事では、金融の知識がない学生でも理解できるように、「金利」と「複利」の基本から、なぜ早く知るべきなのかまで解説します。
目次
Toggle金利とは?お金の「レンタル料」
金利とは、お金を借りたり預けたりしたときに発生する対価のことです。
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お金を借りる側 → 利息を支払う
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お金を預ける側 → 利息を受け取る
つまり金利は、
「お金を一定期間使わせてもらうための料金」と考えるとわかりやすいです。
金利が身近に関係する場面
・銀行預金(利息がつく)
・奨学金や教育ローン
・クレジットカードの分割・リボ払い
・住宅ローンや自動車ローン
金利を知らないと、「気づいたら支払い総額が増えていた」ということが起こります。
単利と複利の違いを理解しよう
金利の計算方法には、大きく分けて単利と複利があります。
単利とは
単利は、元本にだけ金利がかかる仕組みです。
例:
100万円を年5%で運用
→ 毎年5万円ずつ増える
10年後
100万円 + 5万円 × 10年 = 150万円
増え方は一定で、シンプルです。
複利とは
複利は、元本+利息にさらに利息がつく仕組みです。
つまり、
利息が利息を生む状態になります。
同じ条件で複利運用すると、
10年後の金額は約163万円になります。
単利との差は13万円ですが、
これが20年、30年になると差は一気に広がります。
複利が「時間の味方」と言われる理由
複利の最大の特徴は、時間が長いほど効果が大きくなることです。
・早く始めるほど有利
・金額が小さくてもOK
・才能や特別な知識は不要
だからこそ、
学生のうちから理解しておく価値があるのです。
よく「複利は雪だるま式」と表現されますが、
最初は小さくても、時間とともに一気に大きくなります。
金利を知らないと損をする理由
借金側での金利リスク
金利を理解していないと、
・リボ払いの金利が年15%以上
・ローンの利息が想像以上に
といった事態になりがちです。
「毎月の支払額」だけで判断するのは危険です。
貯蓄・投資側での機会損失
一方で金利や複利を知っていれば、
・早めに積立を始める
・利息がつく仕組みを選ぶ
・時間を味方につける
といった行動が自然に取れるようになります。
学生のうちに身につけたい金利と複利の考え方
① 金利は「%」に加えて「期間」も考える
年1%でも、30年続けば結果は大きく変わります。
② 少額でも「早く始める」ことが大切
金額よりも「開始時期」が重要です。
③ 借金は複利で「増えるマイナス」になる
借りる側の複利は敵、
運用する側の複利は味方です。
「金利と複利を制する者が、お金を制する」
金利と複利は、
一部の投資家だけの知識ではありません。
むしろ、
・学生
・社会人1年目
・お金に不安がある人
ほど、早く知るべき考え方です。
お金そのものよりも、
「お金がどう増え、どう減るか」を理解することが、
将来の安心につながります。
今日学んだ「金利」と「複利」は、
これからの人生でずっと役に立つ金融の基礎体力です。
投資信託の分配金「単利」と「複利」の決定的な違い
投資信託を調べていると、
「分配金を受け取る」「分配金を再投資する」
という選択肢を目にします。
この違いを理解していないと、
同じ商品に投資しているのに、将来の資産額に大きな差が生まれます。
投資初心者・学生向けに
分配金を受け取る場合(単利)と、再投資する場合(複利)の違いをわかりやすく解説します。
そもそも投資信託の「分配金」とは?
分配金とは、
投資信託の運用によって得られた利益の一部を、投資家に現金で配るお金です。
イメージとしては、
・株式の配当金
・不動産の家賃収入
に近いものです。
投資信託では、この分配金を
① 受け取る
② 自動的に再投資する
という2つの方法から選べます。
分配金を「受け取る」=単利の考え方
仕組み
分配金を受け取る場合、
・元本は変わらない
・分配金は現金として手元に入る
・その分、投資額は増えない
という状態になります。
つまり、
元本に対してだけ利益が発生する=単利的な増え方です。
具体例(単利)
投資額:100万円
年利:5%
分配金:毎年受け取る
毎年5万円を受け取り、
10年後の結果は、
元本:100万円
受取分配金:50万円
合計:150万円
お金は増えていますが、
元本はずっと100万円のままです。
分配金を「再投資する」=複利の考え方
仕組み
分配金を再投資すると、
・分配金が自動的に投資額に上乗せされる
・投資元本が年々増える
・利益が利益を生む
状態になります。
これはまさに、
複利運用そのものです。
具体例(複利)
同じ条件で、分配金を再投資した場合。
投資額:100万円
年利:5%
分配金:再投資
10年後の資産は約163万円になります。
単利(150万円)との差は13万円ですが、
20年・30年と続けると差は一気に広がります。
単利と複利、どちらが正解?
結論から言うと、
目的によって正解は変わります。
分配金を受け取る(単利)が向いている人
・生活費や年金の補填として使いたい
・定期的な収入が欲しい
・すでに資産形成は終盤
主に、老後世代向けの考え方です。
分配金を再投資する(複利)が向いている人
・資産形成の途中
・学生・若手社会人
・まだ使う予定のお金ではない
時間を味方につけられる人ほど有利になります。
学生が知っておくべき重要ポイント
学生のうちは、
「分配金がもらえる=お得」
と感じがちですが、実は注意が必要です。
分配金=利益とは限らない
元本を取り崩している場合もある
再投資しないと成長スピードは遅い
資産を大きくしたい時期は、複利を優先
これが基本的な考え方です。
分配金の扱いで将来の差は大きく変わる
分配金を受け取る → 単利で増える
分配金を再投資する → 複利で増える
この違いを理解しているかどうかで、
10年後・20年後の資産額は大きく変わります。
特に学生や若い世代にとって最大の武器は、
「お金」ではなく「時間」です。
分配金をどう扱うかは、
将来の自分への選択だと考えておきましょう。
