仮想通貨のビットコインは資産運用になる?危険??その他主要通貨について

仮想通貨のビットコインは資産運用になる?危険??その他主要通貨について

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

更新日:2025年9月14日

最近話題の仮想通貨は価格の変動が非常に大きく、短期的に大きな利益を得ることも可能ですが、同時に大きな損失を被る可能性もあります。
また仮想通貨の市場は未成熟であり、規制もまだまだ整備途上のため、不正な行為やハッキング被害などのリスクもあります。
そのため、取引する際には「暗号資産交換業」の資格がある取引所を利用するようにしましょう。

現在、代表的な仮想通貨としては以下のものが挙げられます。

・ビットコイン
・イーサリアム
・リップル

など

ビットコインの特徴(仮想通貨の代表通貨)

①分散型のシステム

ビットコインは、分散型のシステムであるため、中央集権的な管理者が存在しないことが特徴です。

ユーザー自身がブロックチェーン上のトランザクションを検証し、承認することで、取引が成立します。

 

②送金が簡単にできる

ビットコインはスマホからスマホへ、またはパソコンへ専用のアプリを使えば簡単に送ることができます。

海外へ送金する場合、銀行送金と比べて手数料が安く、時間も1日ほどで着金の確認が可能です。

 

③ビットコインの発行量には上限がある

ビットコインは、最大で2100万枚しか発行されないという上限があります。

そのためビットコインの流通量が抑制され、価値の維持もしくは金(ゴールド)のように上昇することが期待されています。

 

④匿名性が高い

ビットコインの取引は、ユーザーの公開鍵と秘密鍵を用いて行われるため、取引の当事者の個人情報が明かされることはありません。

なのでビットコインは匿名性が高いとされています。

 

⑤高い流動性

ビットコインは世界中で取引が行われており、流動性が非常に高いことが特徴です。

また、ビットコインを扱う取引所も多数存在しており、比較的容易にビットコインを売買することができます。

 

⑥世界共通の価格

ビットコインは世界のどの国でも共通の価格があるため、やりとりが容易であり便利です。

 

⑦仮想通貨の中で最も時価総額が大きい

仮想通貨市場で最も時価総額が大きいので、初心者はまずはビットコインから始めるのがオススメです。

時価総額が大きいため、多くの人が保有していることが安心材料になります。

 

以上がビットコインの特徴です。
ただし、ビットコインの価格は非常に変動しやすく、投資や運用においてはリスク管理が重要となります。

 

その他の仮想通貨についてご紹介します。

イーサリアム

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ時価総額を誇る代表的な仮想通貨であり、その最大の特徴は「スマートコントラクト」を実装できる点にあります。

スマートコントラクトとは、あらかじめプログラムされた条件を満たすと自動的に契約が実行される仕組みのことで、これにより送金や決済だけでなく、金融商品、NFT(非代替性トークン)、分散型アプリケーション(DApps)など、多様なサービスの基盤として活用されています。

つまり、イーサリアムは「通貨」にとどまらず「ブロックチェーンのプラットフォーム」として機能している点が、ビットコインとの大きな違いです。

ただし課題もあります。

取引量が増えるとガス代と呼ばれる手数料が高騰し、処理速度も低下する問題が長年指摘されています。

その解決策として進められているのが「イーサリアム2.0」へのアップデートで、従来の「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」へ移行することで、環境負荷を抑えつつスケーラビリティを改善する狙いがあります。

投資対象としてのイーサリアムは、ビットコインのように「価値の保存」ではなく「ブロックチェーンの応用」に価値を見出す人に向いています。

将来的に金融、ゲーム、メタバースなど幅広い分野で利用が拡大する可能性があるため、成長余地を評価する投資家にとって魅力的ですが、規制や技術的リスク、競合チェーンの台頭なども見逃せません。

リップルについて

リップル(XRP)は「銀行間送金を効率化するために開発された仮想通貨」として位置づけられています。

他の仮想通貨が「分散型」を強調するのに対し、リップルは金融機関との連携を前提に設計されており、実用性重視のプロジェクトです。

従来の国際送金はSWIFTを通じて数日かかり、手数料も高額でしたが、リップルの技術を用いれば数秒で低コストの送金が可能になります。

そのため、特に国際送金が多い銀行や決済サービス業者から注目され、すでに複数の大手金融機関と提携しています。

しかし、リップルは他の仮想通貨と比べると「中央集権的」という批判も受けています。

開発元のリップル社が大量のXRPを保有・管理しているため、市場への供給や価格に大きな影響を与える可能性があるからです。

投資対象としてリップルを見る場合、「価格の上昇で利益を狙う投資」だけでなく、「送金インフラとして普及した場合の成長性」に目を向ける必要があります。

ビットコインや仮想通貨が投資対象として注目される理由

仮想通貨が投資対象として注目される最大の理由は「高い成長性と分散投資の選択肢としての魅力」です。

特にビットコインやイーサリアムは株式や債券と異なる値動きをするため、ポートフォリオ全体のリスクを分散できる可能性があります。

また、ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれ、発行枚数に上限があることからインフレヘッジの手段としても期待されています。

近年は機関投資家や大企業が参入し始め、以前は投機的とみられていた市場が、徐々に資産クラスとして認知されつつあるのも注目される理由の一つです。

さらに、仮想通貨は従来の金融システムでは実現できなかった新しいサービスを可能にしています。

イーサリアムを基盤としたDeFi(分散型金融)やNFT市場は、投資家にとって新たな収益機会を提供しています。

例えば、銀行を介さずに利息を得られるレンディングや、デジタル資産の取引市場が広がることで、既存の投資商品とは異なるリターンを得られる可能性があります。

一方で、価格変動が非常に大きいこと、不正アクセスやハッキングのリスク、規制が整備されていないことなど、多くのリスクが伴うのも事実です。

したがって、仮想通貨は「短期で大きな利益を狙えるが、大きな損失も覚悟しなければならない投資対象」といえます。

そのため、資産の一部として適度に組み込む分散投資が現実的な戦略となります。

投資家は「将来性への期待」と「高リスク」という両面を理解した上で取り組む必要があるでしょう。

暗号資産交換業者の確認方法

仮想通貨を安全に取引するためには、必ず「暗号資産交換業者(登録業者)」を利用することが大前提です。

日本では金融庁が監督しており、登録を受けた業者だけが合法的に仮想通貨の取引サービスを提供できます。

無登録の海外業者を利用すると、資産が凍結されたり、不正アクセスや詐欺の被害に遭った際に補償を受けられないリスクがあるため要注意です。

確認方法はシンプルで、金融庁または日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の公式サイトから登録業者一覧をチェックできます。

そこには「登録番号」「会社名」「サービス名」が記載されているので、自分が使おうとしている取引所が掲載されているかどうかを確認すれば安心です。

また、登録済み業者であっても、セキュリティ対策の強化状況や、資産の分別管理(利用者の資産と会社の資産を分けて管理しているか)などをチェックすることが重要です。

さらに、実際に利用する際は「二段階認証が設定できるか」「顧客資産がコールドウォレットで管理されているか」「不正アクセス時の補償制度があるか」といった点も必ず確認しましょう。

口座開設自体は無料で簡単にできるケースが多いですが、信頼性の低い取引所を選ぶと資産を失うリスクが高まります。

特に初心者は、知名度が高く利用者数の多い大手業者を選ぶのが無難です。

投資を始める前に、必ず交換業者の登録有無と安全性を確認することが、仮想通貨投資の第一歩といえるでしょう。

 

資産運用においては、多様な投資先を持つことが重要です。

仮想通貨を資産の一部として運用することは選択肢の一つになりますが、他の投資先とのバランスを考え、リスク管理を十分に行う必要があります。
また、資産運用は自己責任で行う必要があるので自身の知識や経験を身に付けながら取り組むことが望ましいでしょう。

 

まずは無料の口座開設からスタート

初心者向けの取引所の1つとして「ビットフライヤー」があります。
この取引所では1円からビットコインを購入できるポイント投資も可能です。
また、セキュリティ面でもハッキングされない取り組みがされているのは安心です。
まずは無料で口座を開設して、どのような動きをするのか確認してみましょう。

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2023/4/30