住宅ローンを申し込む前にやってはいけないこと10選【大阪FP】

住宅ローンを申し込む前にやってはいけないこと10選【大阪FP】

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

住宅購入は人生最大級の買い物と言われますが、実は失敗の多くは「住宅ローンを申し込む前」に起きています。
「審査に落ちた」「思ったより借りられなかった」「後から後悔した」など

こうした声の背景には事前にやってはいけない行動が潜んでいます。

本記事ではFP(ファイナンシャルプランナー)の視点から住宅ローン申込前に絶対に避けるべき行動10選と、後悔しないための準備ポイントを解説します。

住宅購入での悩み

住宅購入を検討する方からFP相談でよく聞く悩みは次のようなものです。

・いくらまで借りていいのか分からない

・住宅ローンの審査が不安

・固定金利と変動金利、どちらが良いか決められない

・将来の教育費、老後資金との両立が不安

・今買うべきか、待つべきか判断できない

多くの方が「物件探し」や「金利」ばかりに目が向きがちですが、実はローン申込前の行動が審査結果や将来の家計を大きく左右します。


住宅ローンでやってはいけないこと10選

① 申込直前に車や家電をローンで購入する

ローン審査直前の新規借入は返済負担率を悪化させます。特に自動車ローン・分割払いは要注意です。

② クレジットカードを作りすぎる

短期間に複数枚のカードを作ると信用情報上の評価が下がる可能性があります。

③ カードの支払いを延滞する

数日でも延滞は履歴に残ることがあります。住宅ローン審査では致命的になることも。

④ キャッシング枠を放置する

使っていなくてもキャッシング枠は「借金予備軍」と見なされます。不要な枠は事前に減額・解約をしましょう。

⑤ 転職・独立を直前に行う

勤続年数や雇用形態は審査の重要項目です。タイミング次第で借入額が大きく変わります。

⑥ 収入を盛って申告する

虚偽申告は審査落ちの原因になるだけでなく、今後の信用にも影響します。

⑦ ボーナス払い前提で資金計画を立てる

ボーナスは「確定収入」ではありません。将来のリスクを過小評価しがちです。

⑧ 「借りられる額=返せる額」と考える

金融機関が貸してくれる金額と家計的に無理のない金額は別物です。

⑨ 金利だけで住宅ローンを選ぶ

低金利でも団信内容・繰上返済の条件・手数料で総返済額は変わります。

⑩ 将来のライフイベントを考慮しない

教育費・介護・老後資金を無視したローンは、後々家計を圧迫します。


事前に整理すべきこと

住宅ローンを申し込む前に、最低限整理しておきたいポイントは以下です。

・現在の家計収支(固定費・変動費)

・他の借入状況(カードローン・車ローンなど)

・将来の支出予定(教育費・転職・独立など)

・無理のない返済額(月額)

・緊急時の生活防衛資金

これらを把握せずに住宅ローンを組むのは地図を持たずに山に登るようなものです。


FPの住宅ローンに対する視点

FPとして多くの相談を受ける中で感じるのは、
「住宅ローンは金融商品である前に、家計の一部」だということです。

・金利が低い
・審査に通る
・営業担当に勧められた

これらは判断材料の一部にすぎません。
本当に大切なのは、10年後・20年後も無理なく返済できるかという視点です。

住宅ローンは長期戦です。
「今の条件」だけでなく、「将来の変化」を織り込んだ設計が不可欠です。


住宅購入で後悔しないために

住宅ローンで後悔する人の多くは、
「もっと早く知っていれば…」
「誰かに相談していれば…」
と口を揃えます。

住宅購入は感情が動きやすいイベントですが、
お金の判断は冷静に、第三者視点で行うことが重要です。

もし少しでも不安があるなら、
・借入額は適正か
・将来の家計に無理はないか
・他に選択肢はないか

こうした点を、FPなど専門家と一緒に整理してから申し込むことで、
住宅ローンの「後悔」は大きく減らせます。

2026/1/7