普段の生活において「お金」は大切ですが、緊急時の防災対策として事前に個人が準備しておくべき最低限のこととして、以下のように大きく分けて「備蓄」「情報収集」「避難計画」の3つのカテゴリーがあります。
いざという時に備えておきましょう。
【備蓄品の準備】
災害発生後、ライフラインが停止することを想定し、最低でも 3日分（可能なら1週間分） の備蓄を準備しましょう。
・食料や飲料水
飲料水（1人1日3L×3日分が目安）
保存食（レトルト食品、缶詰、インスタント食品など）
栄養補助食品（チョコレート、ナッツ、エネルギーバーなど）
・生活必需品
簡易トイレ・携帯トイレ
ティッシュ・ウェットティッシュ・トイレットペーパー
生理用品・オムツ（必要な人向け）
ゴミ袋（多用途に活用可能）
カセットコンロ・ガスボンベ（調理用）
・防災グッズ
懐中電灯・LEDランタン（停電対策）
モバイルバッテリー（スマホ充電用）
乾電池（予備も含めて）
ラジオ（情報収集用）
軍手・作業用手袋（がれき除去や避難時のケガ防止）
ヘルメット・防災ずきん（頭部保護）
ホイッスル（救助要請用）
多機能ナイフ・ハサミ・ロープ
・衣類や防寒具
レインコート・ポンチョ（雨天時の移動用）
防寒着・カイロ（冬季、寒冷地向け）
タオル・バスタオル
着替え（下着・靴下を含む）
・医薬品・衛生用品
常備薬・持病の薬（最低1週間分）
絆創膏・消毒液・包帯（応急処置用）
マスク（感染症対策・ホコリ避け）
【情報収集と連絡手段の確保】
防災アプリのインストール（Yahoo!防災速報、NHKニュース、防災情報アプリなど）
ハザードマップの確認（自治体のウェブサイトや防災センターで入手可能）
避難情報の確認方法（テレビ、ラジオ、SNS、行政の通知など）
緊急時の連絡方法を家族で共有（LINE、SMS、災害用伝言ダイヤル171の使い方）
【避難計画の策定】
避難場所・避難経路の確認（近くの避難所を事前にチェック）
家族と避難時の集合場所を決めておく
ペットがいる場合の避難対策（同行避難の可否を確認）
車避難の可否（ガソリンを常に半分以上に保つ）
自宅の耐震対策（家具の固定、ガラス飛散防止フィルムの貼付）
【資産を整理しておく】
①預貯金（口座をまとめておく⑴生活口座⑵貯蓄口座など）
②有価証券（株式、投資信託、債券）
③不動産（今の相場を知っておく）
※資産一覧は「紙」もしくは「データ」でまとめておく
緊急時に探すのは大変なので、重要な物（保険証券・権利証・印鑑など）は一か所にまとめておく。
【加入保険のチェック】
加入を検討する保険
生命保険
・死亡保障
・医療保障（ケガ、病気、ガン、三大疾病など）
・障害保障
・介護保障
・年金
損害保険
・火災保険
・地震保険
・自動車保険
※火災保険は自宅が位置する周辺のハザードマップを参考に
必要な補償と不要な補償を確認して取捨選択する。
【万が一の備え・家族に遺す】
・エンディングノートの作成
日頃からの備えが、自分や家族の命を守る鍵となります。
定期的に防災グッズの点検を行い、賞味期限や使用期限を確認することも重要です。
どうしても自宅を離れて避難所に避難しなければならないこともあります。
災害時には○○ペイやクレジットカードが使えないこともあるので、常に現金も準備しておきましょう。
また兵庫県や社会福祉士会では事前の防災対策を考える際に有用な資料を準備してくれていますので是非
参考にしてください。
【防災対策力向上シート】
http://www.hacsw.or.jp/wp-content/uploads/803f9499fac8b3148fde16cbe0fb3b12.pdf
