【老後の準備】40代女性が今から実施すべき「お金のこと」

【老後の準備】40代女性が今から実施すべき「お金のこと」

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

日本もインフレとなり、食品や生活用品も値上げが家計の負担になっています。

そんな状況で、年金だけでは老後の生活費が不安な人は多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは5つのポイントに分けて「将来に向けて実施しておくべきお金のこと」をお伝えします。

 

 

①40代女性がすべき「資産の見直し」と「ライフプランの作成」

まずは現在の資産状況や将来の支出を把握し、ライフプランを作成することが大切です。

収入・支出の把握から始めましょう。

家計簿アプリなどを活用して毎月の収入と支出を明確にします。

そして現状の把握ができたら次は「老後資金のシミュレーション」です。

将来どのくらいの資金が必要か試算します。

そのためには毎年の誕生月に届く『ねんきん定期便』を確認しましょう。

そして老後に必要となる費用から公的年金+貯蓄+運用益の見込み金額を差し引いて

必要額との差を確認します。

もし不足がある場合、どう補うかを検討します。

 

 

②40代女性がすべき「節約」と「貯蓄の見直し」

貯蓄できる家計づくりをすることが重要です。

まずは固定費の削減に取り掛かります。

家賃・通信費・保険などの固定費を見直して無駄をカットします。

そして先取り貯金で給与が入ったら、すぐに一定額を貯金へ回します。

こうすれば確実にお金を貯めることができます。

さらに生活防衛資金として万が一のために生活費6か月程度を現金で確保することを心掛けましょう。

 

 

③40代女性がすべき資産運用(投資)

貯金だけでは資産は増えにくいため、お金を貯められるようになったら投資も視野に入れましょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は所得が多い人ほど節税メリットが大きく、老後資金を積み立てられる仕組みです。

NISAは少額からの長期積立をすることで運用益に対して非課税で資産を増やせます。

まずは投資信託を始めてみて、慣れてきたり、まとまった資金ができれば株式投資で優待を楽しむのもよいでしょう。

ETFやインデックスファンドはリスクを抑えながら資産を増やす手段として有効です。

 

 

④40代女性がすべき副業やスキルアップ(収入源を増やす)

収入の柱を増やしておくと、老後資金の安心感が増します。

副業を始めるのも1つです。

仕事の延長でスキルを活かしたブログやハンドメイドなど少額からでも副収入を得る経験をしてみましょう。

無理なく副業に取り組めそうならスキルアップで資格を取得することも検討してみましょう。

転職や昇給につながるスキルを身につけることも可能です。

 

 

⑤収入が増えて、預貯金ができれば節税しながら資産を増やす

日本は累進課税のため、収入が増えると所得税や住民税も増えます。

そこで不動産投資で経費と減価償却を活用したり、自宅を購入することで住宅ローン控除を使用して税金を抑えましょう。

 

 

「貯める」「増やす」「稼ぐ」「守る」をバランスよく進めるのがカギです。
今からしっかり準備すれば、老後の不安を軽減できます。

まずはライフプランを立て、無理なく貯蓄・投資・収入増加を実施していきましょう。

2025/5/11