富裕層が実践している資産運用の特徴と投資の種類

富裕層が実践している資産運用の特徴と投資の種類

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

富裕層が取り組んでいる投資には、いくつかの特徴があります。

以下に代表的なものを紹介します。投資をされる方は是非、参考にしてください。

 

①富裕層の分散投資(リスク管理)

富裕層は、一つの資産に依存せず、複数の投資先に分散してリスクを最小化します。
例えば次の資産(アセットクラス)に分散投資しています。

・株式(国内株、海外株)

・債券(国債、社債、外債)

・不動産(住居用のレジデンス、商業施設などテナント、海外不動産)

・コモディティ(金、銀、原油など)

・ベンチャー投資(スタートアップの未上場企業)

・暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、リップルなど)

 

通貨価値の下落に備え、安全資産としてコモディティなどを保有しています。

また需要増による価格上昇を狙います。

また海外株や外債など海外の資産を購入することで通貨分散も取り入れているのが特徴です。

 

②長期投資(富裕層は短期売買に頼らない)

一時的な市場の上下に振り回されず、長期視点で投資を継続。

・インデックスファンド

・高配当株、大型優良株への投資

 

③キャッシュフローを生む資産を持つ(不労所得)資産収入

・不動産の賃貸収入

・株式の配当金

・債券の利息など

 

これらの家賃収入や配当、利息を再投資することで資産をさらに増やしています

 

④税金対策を活用

・会社設立など法人化による節税

・ふるさと納税・NISA・iDeCoなどの非課税制度の活用

・不動産や生命保険を活用した相続税対策

 

⑤富裕層はレバレッジ(借入)を上手く活用

・低金利の融資を活用し、資産運用の効率を高める。

 

例えばローンを組んで不動産投資を行い、他人資本で資産を増やすことを実践しています

 

⑥ビジネス投資・自己投資

・自らビジネスを持ち、キャッシュフローを生み出す(事業投資)。

・書籍、セミナー、ネットワーク構築などに投資して知識を増やす(自己投資)

 

⑦富裕層は感情に流されない

・市場暴落時にも冷静に行動し、安値で資産を買い増す。

・バブル時に過剰投資せず、適切なリスク管理を行う

 

投資の格言に『人の行く裏に道あり花の山』というものがあります。人が慌てて売っている時に買い、逆に人が買っている時に売ることで大きな利益が得られるという意味です。

 

⑧ファミリーオフィスを活用(超富裕層向け)

・資産を専門家に管理・運用してもらい、税金・相続・投資を最適化します

 

お金持ちは「時間を味方につける投資」「キャッシュフローを生む資産運用」「税金対策」を徹底していることが特徴です。

興味のあるものから取り入れてみてはいかがでしょうか。

詳しくはお問い合わせください。

 

 

 

 

その他にも富裕層が取り組んでいる投資は多岐にわたります。

変わり種として以下のようなものもあります。

 

 

プライベートエクイティ(未上場企業への投資)

スタートアップ投資(ベンチャーキャピタル)
将来的に大きく成長しそうな企業に投資し、高リターンを狙う

 

ヘッジファンド投資(富裕層専用の運用)

リスクを抑えつつ高リターンを狙うファンド
市場の上下に影響されにくい戦略(ロング・ショート、マクロ戦略、イベントドリブン、アービトラージなど)を活用している

 

オルタナティブ投資

・アート投資(絵画、彫刻)
価値が上昇しやすい作品を長期保有する

高級ワイン、時計、クラシックカー
資産価値が上がる希少品に投資する

 

 

まとめ

富裕層は「株式やファンドなど有価証券・不動産・債券・コモディティ」の4本柱を中心にリスク分散を図っています。

さらに自己投資などにも積極的です。

2025/5/9