下げ相場の時に注意すべきポイント「資産運用で堅実に資産を増やすには?」

下げ相場の時に注意すべきポイント「資産運用で堅実に資産を増やすには?」

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

下げ相場(ベアマーケット)では、冷静な判断とリスク管理が特に重要です。

これまでは順調に資産が増えて気持ちよく過ごしていたのに、いったん相場が崩れてしまうとしばらくは我慢が必要となります。

貿易戦争や天変地異、テロなどさまざまな要因で相場は崩れます。

そんな時にはどうすれば良いのでしょうか?

以下の点に注意しましょう。

 

①感情に流されない

恐怖やパニックで投げ売りしないように注意しましょう。

上がれば下がる、下がれば上がるのが相場です。

一時的な下落で慌てず、長期的な視点を持ちましょう。

どうしても不安になる場合はポジションを減らすことを検討してみましょう。

 

②無理なナンピン買いを避ける

下がったからといって無計画に買い増しすると、さらに下がる可能性があります。

企業のファンダメンタルズや市場環境をよく分析してから判断しましょう。

相場はいったん下がりはじめるとズルズルと下げ続けることがあります。

余剰資金を確認し、無理をせずに取り組みましょう。

 

③損切りラインを明確にする

「どこまで下がったら売るのか」を事前に決めておくと損失の拡大を避けることができます。

特にデイトレードなど短期売買をしている人にとって損切は重要です。

 

④市場の底を当てようとしない

「まだ下がるかもしれない」と待ちすぎると、反発時に乗れないこともあります。

また2番底、3番底と下落が続くこともあります。

少しずつ一定の金額を買い増すドルコスト平均法を活用するのも一つの戦略です。

 

⑤レバレッジを抑える

信用取引やレバレッジを効かせた投資はリスクが高いため注意が必要です。

下げ相場では特に資金管理についてより注意を払いましょう。

 

⑥配当や利息などインカムゲインを意識する

成長株など値上がり益よりも、安定した配当を出す銘柄(ディフェンシブ株)などに注目するのも1つの方法です。

債券や不動産などのインカム資産も選択肢として検討しましょう。

 

分散投資を意識する

一つの銘柄や資産クラスに集中しすぎると同じような動きをするのでリスクが高まります。

株、債券、コモディティ(ゴールドなど)、現金などをバランスよく保有するようにしましょう。

また、投資信託の中だけで分散投資をしても全体的に下がってしまうこともあるので気をつけましょう。

 

 

下げ相場では「冷静な判断」「リスク管理」が鍵となります。

感情的な行動を避け、長期視点で資産を守る戦略を取りましょう。

また、相場が下げ相場でも元本の毀損を回避する債券やヘッジファンドをポートフォリオに組み込むことは有効な選択肢となります。

是非、事前の情報収集を心掛けてください。

 

【下げ相場でも利益をあげるヘッジファンドについて】

 

【債券について】 

2025/3/31