お金を貯金していているだけでは増えない昨今、NISAやiDeCoなどの資産運用が話題になっています。
将来の自分年金にも有益です。
しかし株式投資は興味はあるけど、やったこともないし、増えるどころか減ってしまっては元も子もありません。
投資にはリスクがつきものです。
そんなリスクに耐える方法の1つとして株主優待を重視した優待銘柄投資があります。
株主優待の特徴やメリットについて見ていきましょう。
株主優待とは?
株主優待は、企業が自社の株を保有してくれている株主に対して、
商品やサービスを贈る制度です。これは、配当金とは別に提供される日本株独自の特典です。
どんな株主優待があるの?
企業によってさまざまですが、例えば下記の優待があります。
- 自社製品の詰め合わせ(食品会社など)
- 食事券や買い物券(外食チェーンや百貨店)
- QUOカードやギフトカード
- 割引券や無料招待券(映画館やテーマパークなど)
例えば具体的な銘柄と優待の内容には下記があります。
- 【すかいらーくHD】→ グループ店舗で使える食事券
- 【三越伊勢丹HD】→ 優待カード(10%割引)
- 【イオン】→ イオンでの買い物金額に応じてキャッシュバック
どうすれば株主優待をもらえるの?
以下の条件を満たす必要があります。
- 対象となる企業の株式を保有すること
- 企業が定める「権利確定日」に株式を保有していること
例えば、ある企業の「権利確定日」が3月末なら、その日までに株を購入しておく必要があります。
実際には権利付き最終売買日の2営業日前までに購入します。
株主優待の注意点とポイント
- 優待の内容や条件は変更されることがあるので、毎年チェックが必要です。
- 配当金よりも利回りが高い場合もある反面、株価が下がれば損をするリスクもあります。
- 長期保有特典を導入している企業も増えています(数年以上保有した人だけがもらえる特典)。
株主優待銘柄のメリット
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実質的な「利回り」がアップする
株主優待は配当金とは別にもらえるので、トータルの利回りが高くなります。例えば、
- 株価が10万円
- 配当金が年3,000円(配当利回り3%)
- 優待の価値が年5,000円 → 実質利回りは8%!
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日常生活で使える特典が多い
・外食チェーンの食事券
・スーパーで使える割引カード
・ドラッグストアの商品券 など、実用的な優待が多いです。
これらはインフレによって負担が増えている家計の節約になります。
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株を持ち続けるモチベーションになる
優待が魅力的だと、「売らずに長期保有しようかな」という気持ちになります。
その結果として、長期投資=リスク分散にもなります。
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家族で楽しめる・贈り物にもなる
家族で外食、旅行に行けるような優待もあります。
また、カタログギフトなどはプレゼントにも喜ばれます。
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投資初心者でも楽しみやすい
「株って難しい…」と思っている人でも、優待という“わかりやすいご褒美”があることで、投資を楽しみながら学べる。
興味が湧いたら、低予算で購入できる株主優待もあります。
たとえば「5万円以下」で株主優待が得られる銘柄もありますので
是非、ご自身にとってメリットのある銘柄を探してみてください。