簡単にできるお金を貯める節約方法

簡単にできるお金を貯める節約方法

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

更新日:2025年9月10日

お金を貯められない人の共通点として

「頑張って節約しているつもりなのに、気づくとお金が残っていない」と多くの人が抱える悩みです。

その原因は、衝動買いや浪費癖と思われがちですが、実は大きな要因は“固定費”にあります。

毎月必ず発生する支出が高いままでは、努力しても貯金は難しいのです。

例えば、スマホ代が月1万円かかっている人と、格安SIMで2,000円に抑えている人では、年間で約10万円以上の差が出ます。

さらに、保険料やサブスクも「使っていないのに払っている」状態が積み重なり、家計を圧迫します。

つまり、貯められない人の共通点は「お金が無意識に出ていく仕組みを放置していること」です。

日々の小さな節約より、まずは固定費の見直しから始めるのが、効率的にお金を貯める第一歩です。

節約方法その1.まずは固定費を見直そう

お金を増やすために最初に取り組むべきは、日常生活に大きく関わる固定費の削減です。

まずおすすめなのが「携帯代」。

大手キャリアから格安SIMへ切り替えるだけで、月額5,000円以上の節約も可能です。

次に注目すべきは「光熱費」。

電気やガスを別々に契約している人は、新電力やガス会社の「まとめ契約」に変えることで、セット割が適用され年間数万円安くなるケースもあります。

また、生命保険も同様。

必要以上に高い保障内容に入っていないか確認し、ライフステージに合ったプランに見直せば、毎月数千円単位で負担が軽減されます。

固定費は一度見直すと、その効果が長期間続くのが大きなメリット。

節約というと我慢や努力をイメージしがちですが、固定費の削減は「一度の手続きで半永久的に貯金力が高まる」最強の方法です。

節約方法その2.ポイントを上手に活用する

普段の買い物や公共料金の支払いをバラバラの方法で行っていませんか?

お金を効率的に貯めるには「支払いを一枚のクレジットカードに統一」するのがポイントです。

そうすることで、毎月の固定費や日用品の購入に対してポイントが自動的に貯まり、実質的な節約につながります。

例えば、還元率1%のカードを使い、月10万円を支払えば年間で12,000円分のポイントが貯まります。

さらに、ネットショッピングの利用時にポイントサイトを経由すれば、二重取り・三重取りも可能です。

ただし、注意点は「ポイントを無駄にしないこと」。

せっかく貯めても有効期限切れで失効してしまえば意味がありません。

日用品や食料品など、必要な支出に回すことで、ポイントが確実に家計の助けとなります。

現金払いからキャッシュレスへ切り替えるだけで、無理なく節約効果を高められるのです。

節約方法その3.不要な出費を減らす方法

家計を圧迫するのは、気づかないうちに積み重なっている「不要な出費」です。

特に注意すべきは、使っていないのに払い続けているサブスクや高額な保険。

例えば動画配信サービスを3つ契約しているのに、実際は1つしか使っていないケースも少なくありません。

月1,000円のサブスクでも、1年で12,000円の無駄。

複数あればさらに膨らみます。

大切なのは「使っていないのに払っているものはないか?」を定期的に点検すること。

支出を見える化し、生活の質を落とさずにスリム化するのが、お金を貯めるための近道です。

節約方法その4.貯金を習慣化するコツ

節約して浮いたお金をそのままにしておくと、気づけばまた使ってしまうのが人間の心理。

そこで有効なのが「自動引き落としによる先取り貯金」です。

給与が入ったらすぐに別口座へ一定額を移す仕組みを作れば、「残ったら貯金」ではなく「残りで生活」に変わります。

例えば毎月3万円を自動で貯金口座に移せば、1年で36万円が確実に積み上がります。

さらに、目標を設定することも大切です。

「旅行資金」「老後資金」「子どもの教育費」など目的を明確にすると、モチベーションが続きやすくなります。

また、いきなり大きな金額を設定すると挫折する原因になるので、最初は少額から始めて徐々に増やすのがポイントです。

自動化と小さな成功体験を積み重ねることで、無理なく「お金が貯まる習慣」が身につき、将来の安心感へとつながります。

他にも節約の方法はありますが、まずは簡単にできることからはじめて、お金が貯まる家計にして行きましょう。

2022/11/3