人生で最も高い買い物である不動産。
生涯で一度、買うか買わないかという自宅についてですが、だからこそ
しっかりと考えて購入する必要があります。
服や靴であれば、サイズが合わなければ返品したり、新しい商品を購入すれば済みますが
不動産はそうはいきません。
部屋が狭い、立地が気に食わないなどの理由で返品することはできませんし、買い替えるといっても気軽に2軒目を購入できる人は少ないでしょう。
30年、40年と長い期間を過ごすことになる自宅について、しっかりと考えてから購入しましょう。
『自宅選びのポイント』
①間取りについて
まず、間取りについてですが購入費用を抑えようとすると部屋の数が少なくなります。家族の人数が増えなければ問題ないですが
お子さんが増えると大変です。
夫婦と子供1人の世帯であれば3LDKで1人1部屋が確保されますが、お子さんが1人増えると1人1部屋が実現できません。
そのため、例えば子供2人で一つの部屋を利用することになります。この場合、お子さんが小さい頃は良いですが、
思春期を迎えると大変です。
間取りは家族計画・世帯人数に合った家を選択しましょう。
②立地について
立地についてはご家族の考え方・価値観によって大きく変わります。
利便性の良い駅近の物件にするのか、子育てのしやすい閑静な住宅街にするのか、趣味活動ができる海や山の近くの家にするのか。
将来の買い替えや売却を考えた場合、資産価値の高い駅近くの不動産を購入することをお薦めします。
もし、将来ずっと住み続けるとしても
駅の近くであれば商業施設があり、様々なお店があるので買い物も便利ですし、交通機関を利用して移動も楽です。
病院も近くにあれば老後も安心です。
また、急な転勤で引っ越さなければならなくなった時でも利便性の良い場所であれば賃貸に出して家賃収入を得ることもできます。
もしもの時を想定して物件は選びましょう。
③設備について
設備について、最近人気の設備としては下記の物が挙げられます。
⑴宅配ボックス
ネットショッピングで宅配が増えています。通常の郵便受けしかないと荷物を受け取れなかったり、玄関先で無防備に置かれたりすることもあるでしょう。
そうならないように宅配ボックスがあると大変便利です。
最近のマンションには宅配ボックスが設置されています。戸建の場合でも数万円かかりますが設置可能です。
私も自宅に宅配ボックスを設置しましたが、快適に利用しています。
⑵太陽光発電と蓄電池
こちらはマンションでは難しいですが、戸建の方には是非おすすめの設備です。
災害や停電の際に自家発電ができれば家電や携帯の充電も可能です。
最近は電気料金も上がっていますし、持続可能な社会を実現するためのSDGsの取り組みの一環としても有効です。
是非、検討してみてください。
著:株式会社FAMORE 武田拓也(ファイナンシャルプランナー)