ドバイは、世界中の投資家から注目されているエリアです。
このコラムでは、その理由を詳しく解説します。
ドバイはアラブ首長国連邦(United Arab Emirates)の1つの首長国です。
一般的に厳しい戒律で知られるイスラム教国家ですが、他宗教の信仰も自由に許可されており、近代的で寛容な国家運営がされているため海外からの移住者が多い状況が続いています。
また、世界の治安ランキングでは日本よりも上位に位置します。
飲酒は禁じられており、電車での飲食や居眠りも罰則の対象となっています。
ドバイの面積は4,114 ㎢で、埼玉県と同程度の大きさです。
ドバイへは日本から直行便が出ており、飛行時間は約10時間です。30日間以内の滞在であればビザは不要です。
不動産価格はドバイ万博の開催が決定した2012年頃から上昇を続け、新型コロナウイルス感染症の流行に伴って2020年から2021年にかけては一旦物件価格も下落しました。
しかし、2021年の後半からは再び上昇基調に転じ、2022年末には万博決定以前と比較して40%ほど高い水準まで上昇しています。
そんなドバイでの不動産投資の魅力は次の通りです。
無税のドバイ不動産投資
ドバイでは、不動産購入時の固定資産税や不動産取引税、所得税がゼロで、家賃収入にも税金がかかりません。
そのため、物件の購入や運用時にかかる費用を抑えることができるので利回りが高く、実質的な収益を最大化しやすいという特徴があります。
日本では固定資産税が毎年かかるので、投資家の中には「税金を払うために投資をしているようだ」とため息をつく人もいます。
ドバイ不動産投資は高利回り
ドバイの不動産は、年間平均7〜10%の高利回りが期待できます。
これは、ニューヨークやロンドン、日本(3〜5%)と比べても高水準です。特に、観光地やビジネス地区では賃貸需要が旺盛で、安定したキャッシュフローを生むことができます。
さらに万博開催の影響や、早期のコロナ対策等で国際的な評価が高まったことにより世界中から人口が流入しています。
2022年時点で約350万人を突破、その人口の約92%が外国人です。
2040年には人口580万人を目指すというドバイ政府の計画もあり、さらなる増加が見込まれています。
ドバイは世界的な投資ハブとしての地位を確立
ドバイは、中東・アフリカ・アジアのビジネス拠点として、世界中の企業や富裕層が集まる都市です。
多国籍企業の本社や支店が多く、ビジネスマン向けの賃貸需要も高まっています。
通貨はディルハム(AED)ですが、貨幣相場はUSドルと連動する米ドルベッグ制を採用しているため、為替が安定しており、新興国での投資の際にリスクとされる通貨の乱高下がないのも魅力です。
ドバイは外国人投資家に優しい
以前は不動産の所有が制限されていましたが、社会主義国のベトナムや中国とは違い現在は外国人も「フリーゾーン」エリアでは所有が可能です。
特にドバイ・マリーナ、ダウンタウン、パーム・ジュメイラなどのエリアは人気が高いです。
ドバイの高級不動産市場
ドバイの不動産市場では特にラグジュアリー物件の価格が上昇しており、富裕層向けの高級コンドミニアムやヴィラが人気です。
「パーム・ジュメイラ」「ブルジュ・ハリファ」の周辺などは、価格上昇が続いています。
ドバイ観光の高い需要による短期賃貸
ドバイは年間1,400万人以上の観光客が訪れる都市であり、Airbnbや短期レンタルが非常に盛んです。
イベント(F1、万博、ワールドカップなど)も多く、ホテルより安くて快適な民泊施設の需要が高まっています。
ドバイのインフラと経済
ドバイ政府は、「ドバイ・ビジョン2040」に基づき、都市開発やインフラ整備に多額の投資を行っています。
新たな観光・商業地区の拡大、交通網の充実が進み、今後も不動産価値の向上が期待できます。
都市部から車で1時間も走れば砂漠ですが、既に大きな送電線に車線の多い道路が整備されています。
ドバイはまだまだ発展途上であり、これからも大型の開発計画が目白押しです。
ドバイでビザ取得のメリット
ドバイでは、海外から投資家を積極的に受け入れています。
例えば、不動産投資額に応じてゴールデンビザ(長期滞在ビザ)が取得可能です。
2022年10月には不動産購入者向けの新制度が導入され、200万AED(約8,200万円)以上の物件を購入すると10年ビザが発行され、家族も同伴できます。
長期滞在やドバイを拠点にグローバルビジネスの展開ができます。
割安なドバイ不動産
華やかな街並みで豪華なイメージがあるドバイ。
物価も高く、不動産の価格も高額なのではと思われるかもしれませんが、エリアによっては東京の半額ほどで購入できるコンドミニアムやヴィラがあります。
ニューヨークやイギリス、シンガポールなどと比較するとまだまだ割安感があるため、海外投資家も注目しています。
物価についてはタクシーの初乗りが500円程度と利用しやすく、スーパーの食品については日本とほとんど変わりありません。
ドバイ不動産投資における注意点
ドバイの不動産市場は過去に急成長と価格調整を繰り返しており、適切なタイミングでの投資が重要です。
また短期賃貸では管理費や清掃費が発生します。
投資する場合には成長が期待されるエリアを見極めることが成功のカギとなります。
【結論】長期的に成長が見込める投資先
ドバイは、高利回り・税制優遇・経済成長・観光需要という強みを持つ不動産投資先です。特に、安定したキャッシュフローと値上がり益を求める投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
興味のあるエリアや投資があれば情報提供できますので、気軽にお声掛けください。