ETF(上場投資信託)の特徴と投資信託との違いは?

ETF(上場投資信託)の特徴と投資信託との違いは?

著者紹介

代表取締役 武田 拓也

ファイナンシャルプランナー(AFP)/社会福祉士/高校教諭1種「福祉」
代表取締役 武田 拓也

元「高校教員」、現役「専門学校講師」
資産運用歴18年の実力派ファイナンシャルプランナー。
失敗談や成功例を実体験に基づいてお伝えしています。
社会福祉士としてNPO法人の理事や大学校友会の理事長など地域福祉にも取り組み中。
高校や大学、事業団体などで年100回以上の講演を実施。
趣味:人の話を聞くこと、資産運用(株式投資、不動産投資、投資信託、その他)

今回のコラムではETFの特徴と投資信託との違いについて確認していきます。

 

ETF(上場投資信託)の特徴

株式市場に上場していて証券取引所を通じて売買が行われます。そのため、取引時間内であればいつでも売買が可能です。

・複数の銘柄や資産を含んでいるため、分散投資が簡単にできます。例えば、日本株式市場全体に分散投資したい場合は、日経平均株価に連動したETFを購入することで実現できます。

・ETFは投資信託に比べて比較的に低い手数料で取引ができます。このため、長期投資に向いています。

・ETFは市場価格に連動しているため短期トレードにも向いています。またETFの流動性が高いため、素早い取引が可能です。

以上が、ETFの主な特徴です。
続いて、よく比較される投資信託との違いについて見ていきます。
投資信託とETFは、共に複数の銘柄や資産を分散投資できる投資商品ですが、その運用方法や特徴には以下のような違いがあります。

 

売買について

投資信託は、銀行や証券会社などを通じて申し込みを行い、翌日以降の価額で複数の投資家の注文をまとめて発注します。そのため、いくらで購入できるのか注文時点ではわかりません。一方、ETFは株式市場に上場されているので、取引時間内であれば時価で売買が可能です。また、ETFは値段を決めて発注する指値注文も可能です。

 

投資額

投資信託は、少額から投資可能な商品が多いですが、ETFは一定の資金が必要な商品もあります。

投資信託とETFは、それぞれ特徴があるので投資目的や投資スタイルに合わせて選択しましょう。

 

投資信託の特徴についてはこちらを参照ください
投資信託の特徴について

 

また、ETFについて詳しく知りたい方は下記の書籍が役に立つかもしれません。

 

著:ファイナンシャルプランナー武田拓也

2023/5/7