今の日本は40代男性の3人に1人、40代女性は5人に1人が独身です。
就職氷河期世代と言われる世代です。
20代、30代でも自分は「生涯独身」と考えている人もいます。
自分の将来を考えた場合に、「賃貸」か「持ち家」か悩まれている人もたくさんいます。
家を買うなら「結婚してから」というイメージもありますが、家を購入するタイミングはいつがよいのでしょうか?
結論としては「家は購入した方が良い」でしょう。そしてタイミングは可能な範囲で「早いタイミング」です。
まず、家を購入した方が良い理由は以下の通りです。
①終の棲家として
老後、年金生活になってから新たに賃貸を契約することが難しくなります。理由は所得が少なく、事故などトラブルを不動産オーナーが避けるためです。そのため、住居を確保しておくと安心です。
②資産として
住まいを保険に置き換えると賃貸は「掛け捨て」、ローンは「積み立て」という考え方があります。日本人は借金について悪いものと考える傾向がありますが、賃貸の場合は生きている間はずっと家賃を払い続けます。一方、借金はしますが住宅ローンは長くとも35年ほどで支払いが終わります。
賃貸は払い続けても自分のものにはなりませんが、住宅ローンを組んだ場合には売却することもできますし、賃貸物件として貸し出すことで家賃収入を得ることもできます。
老後に介護が必要で施設へ転居する際には自宅を売却して資金を有効活用することもできます。
次に購入の時期について可能な範囲で早いタイミングが良い理由は下記のとおりです。
①今はインフレ
最近はインフレにより、食品をはじめ様々な物の値段が上がっています。そのため土地や建築材料が値上がりしています。いままでがデフレで物が安くなっていましたが、これからは考え方を切り替える必要があります。外国人からすると、日本の不動産は割安で東京や大阪などの一等地にある物件などを海外投資家が購入しています。
これからさらに値上がりをする前に自分にとって良い土地、住居がある場合には早めに行動しておきましょう。
②ローンの支払いが終わる年齢
早く購入すれば、早くにローンを支払い終わります。いま30歳であれば35年ローンを組むと定年する頃の65歳で支払いが終わります。40歳で35年ローンを組めば75歳で支払いが終わります。賃貸であれば80歳でも90歳でも家賃を支払い続けることになります。
焦る必要はありませんが、一度じっくりと考える価値はあります。
また、購入するとしたら「戸建」と「マンション」のどちらにするべきか悩まれる人もいます。
そんな時は下記のコラムを参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナー武田拓也